背景用のモデルの地面や壁などの テクスチャを製作する際、リピート(繰り返し)をつかうことが多いと思いますが、そのリピートテクスチャのつくりかたについての1案。たぶん、ベターなものかな。前回、ゆがみをなおした、レンガのテクスチャをつかって、試してみます。
最初に ウインドウ >情報(F8) >(情報パネルの右上のメニューから)情報パネルオプション を開いて、「ドキュメントのサイズ」にチェックを入れます。これで、画像のサイズがわかるようになります。
次に、フィルタ >その他 >スクロール... を実行。今の画像サイズの1/2の値を入れます。レンガの画像は、480×302ピクセルなので、240×151ピクセルにしてOKボタンを押します。
スクロールすると、こんな感じになって、中央が十字状に境目が噛み合ないことがわかります。これを、コピースタンプツール(s)を使って、十字状の境目を隠していきます。
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今回の写真だと、真ん中部分の陰影や色の濃さが少し部分的に目立つので、修正が必要です。修正し方もいろいろあると思うけれど、僕がよく使う方法は、こんな感じ。
- スタンプツールで加工したレンガ画像の「レイヤーを複製...」する。→わかりやすく、名前を「Aレイヤー」とします。
- Aレイヤーを選択して、イメージ >色調補正 >彩度を下げる( Command + Shift + U )。
- Aレイヤーを、イメージ >色調補正 >平均化(イコライズ)。
- Aレイヤーを、イメージ >色調補正 >階調の反転( Command + I )。
- Aレイヤーを、フィルタ >ぼかし >ぼかし(ガウス) でぼかします。今回は、半径:20pixelくらい。
- Aレイヤーの描画モードを「スクリーン」に。
- Aレイヤーを、イメージ >色調補正 >明るさ・コントラスト で陰影が目立たなくなるように調整。今回は、明るさ:-100、コントラスト:-60くらい。これで終わり。
例につかった画像は、簡単に加工しただけなので、ゆがみが、まだまだ見えるなどの改善の余地があるけれども。たいだいの手順としては、こんな感じで、手軽には作れそう。もっとお手軽な方法もありそうだけど、思いついたら、またその時に。
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